OEMのポイント
OEM POINTS
OEM失敗事例
OEMでよくある失敗6選!事例とメーカー選びの
ポイントを知れば初めての委託も無敵
OEM FAILURE
OEMの導入を検討しているならば、まず知っておきたいのが失敗事例です。本記事では、OEMのよくある失敗や、良いOEMメーカーを選ぶコツなど、これからOEMを始める企業がスムーズな導入のために知っておきたい情報を紹介します。OEMの導入を成功させ、自社の利益を上げたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
POINT
1
OEMでよくある6つの失敗
OEMのジャンルを問わず、起きやすい失敗というのは決まっています。本章では、OEMを導入した多くの企業が経験している6つの失敗について詳しく解説します。
1機能や見た目が競合と似た商品になる
特定の技術やノウハウを売りにしているOEMメーカーに委託すると、他社も同じ技術を使った商品を委託していることがあります。また、商品企画において市場のニーズやトレンドは重要なものですが、こうした傾向を追いすぎることで、機能も見た目もすでに市場にある競合製品と区別がつかなくなる可能性もあります。
他社の技術や設備で商品を作るOEMだからこそ、自社が販売するべき理由を突き詰め、自社独自のアピールポイントを尖らせることで差別化を図りましょう。OEMメーカーによっては、専門的な知見から市場の情報や独自の仕様に関してのアドバイスがもらえるため、商品企画に悩んだ時はメーカーに相談してみるのもひとつの手です。
2商品のコストを調整できず、利益が減る
自社製造の場合、商品の原価が高騰したとしても、他の原料のコストを抑えたり、他の商品で調整したりすることができます。一方、OEMメーカーに発注した商品は製造コストのコントロールができないため、自社の利益が下がってしまう可能性があります。
また、商品にコストがかかることにより、商品開発やマーケティング、販売などの重要なフェーズにかける予算が確保できず、経営に影響することもあるでしょう。このような事態を招かないためにも、原価が高騰した際の対応方法をメーカーと話し合っておくなど、最悪の事態を想定したコスト管理を行いましょう。
3勢いで作ってしまい、商品が売れない
利益を上げるには、商品を作って終わりではなく、売るための施策が不可欠です。OEMは自社のリソースや設備を使わずに作りたい商品を作れることが魅力ですが、マーケティングをおろそかにしたり売り方を考えずに勢いだけで発注してしまうと、商品が売れず、在庫を抱えてしまう可能性もあるでしょう。
せっかく作った商品が売れず、「こんなはずじゃなかった」という事態にならないためにも、商品の企画やマーケティング、販売戦略など、根幹となる部分は自社でしっかりと固めた上で、OEMメーカーに発注しましょう。
4作りたい商品がブレて、予算が膨らんだ
商品の開発から生産までを自社で行う場合、何度も試作を行い、研究を重ねた上で生産ラインを動かすのが通常の流れです。しかし、OEMでも同じ感覚で試作やメーカーとのやりとりを重ねてしまうと、余計なコストがかさんで予算がどんどん膨らんでしまいます。
OEMを導入する場合、開発に時間がかかる商品ではなく、自社で作り慣れている商品やそれに近い商品を委託し、あらかじめ商品の設計やデザインを固めた上で発注するのが無難でしょう。
5自社のニーズに合わないメーカーと契約した
OEMメーカーは、同じジャンルであってもそれぞれに得意分野や専門性が異なります。「雑貨OEMのメーカーにキャラクター雑貨を発注したら、IPの扱いに詳しくなかった」、「ノベルティを発注したかったけれど、名入れが得意じゃなかった」など、自社のニーズに合わないメーカーと契約してしまうと、余分なコミュニケーションコストがかかるだけでなく、仕上がった商品に満足できないこともあるでしょう。
また、「トラブル時にしっかりと対応してもらえるか」、「ロット数やスケジュールは柔軟に対応してもらえるか」といったポイントも、契約後の満足度に関わる重要なポイントです。自社のニーズを整理し、見積もり段階でメーカーに確認を取ることで、最適なメーカーと契約しましょう。
6法令チェックを徹底せず、トラブルが起きた
コンプライアンス意識が高まっている近年、法令を守らない企業は信用度が下がり、簡単に顧客が離れてしまいます。しかし、自社で製造している商品はきちんと法令チェックを通しているのに、OEMで生産した商品の場合はチェックが抜けてしまうという企業も少なくありません。
とくに、海外のOEMメーカーは権利侵害によるトラブルも多く、商品が税関で止められたり、販売サイトでの出品が止められてしまうケースもしばしば見られるため、注意しましょう。法令に関するトラブルを避けるには、目先のコストにとらわれず、アフターフォローがしっかりしていてコミュニケーションが取りやすい、国内のメーカーを選択するのがおすすめです。
POINT
2
OEMメーカー選びのポイント5選
OEMでの失敗を避けるには、メーカー選びが重要です。いくつかのポイントを意識して、自社にあったメーカーを見極めることで、OEMを成功させ、自社の利益向上を図りましょう。本章では、OEMメーカー選びで意識したい5つのポイントを解説します。
1
商品を作る技術・ノウハウを持っているか
メーカーに発注する前に確認しておきたいのが、自社が企画した商品を製造できる技術があるかどうかという点です。メーカーによっては、似た商品の実績があっても委託企業から技術指導を受けているケースがあるため、実績で安心せず、気になることは見積もり段階で質問し、納得してから発注に進みましょう。
2
ロット数やスケジュールは柔軟に対応してくれるか
OEMメーカーによって、受託のシステムはさまざまです。発注できるロット数をメニュー化しているメーカーもあれば、委託企業が自由にロット数を決められるメーカーもあるでしょう。また、工場の規模や受注状況によって、対応できるスケジュールも異なります。発注前に、ロット数やスケジュールへの対応を確認しておきましょう。
3
アフターフォローやサポートが充実しているか
初回の委託時に必ず確認しておきたいのが、アフターフォローやサポートの有無です。製品の不具合や破損に対する保証はもちろん、海外展開を検討している場合は、海外向けのマーケティングや販路開拓サポートなどの有無も確認しておくとよいでしょう。
4
取引条件が自社に合うか
「支払いに決済サービスを使えるか」「配送会社は指定できるか」「支払いのタイミングはいつか」などの取引条件は、ビジネスのスピード感や手間にも影響します。技術力やアフターフォローはもちろんのこと、よりスムーズに取引を行うのであれば、細かな取引条件までしっかりと確認しておくのがおすすめです。
5
品質管理、品質保証がしっかりしているか
OEMメーカーを選ぶ際は、技術力やノウハウに注目しがちですが、忘れてはいけないのがメーカーの組織体制の確認です。製造時や出荷時に商品の状態を確認する品質管理や、商品のクオリティを担保する品質保証を徹底しているメーカーを選択することで、より安心して委託できるでしょう。
POINT
3
【まとめ】OEM成功の近道は、信頼できるメーカー選び!
OEM導入は、経験の少ない企業ほど失敗しやすい傾向にあります。はじめてOEMを導入する際は、先人の失敗に学ぶと同時に、優良なOEMメーカーをパートナーとして選択することで、よくある失敗を避け、自社の利益向上を目指しましょう。
OEMパートナーは、雑貨や生活用品を中心としたOEMやODMをご提供しています。豊富な実績とノウハウで、安心してオリジナル商品の製造をお任せいただけるほか、納期やご予算に応じた柔軟なご対応が可能です。また、ビジネスパートナーとしての信頼度も高く、これまでに多くの企業様と良好な関係を維持しています。
OEMの導入や、メーカー選びにお悩みの担当者の方は、お気軽にお問い合わせください。