オリジナルブランド
ORIGINAL BRAND
企業がオリジナルブランドを立ち上げるには?
手順やコストを解説
「自社のオリジナルブランドを立ち上げてみたい」
そんな目標を持つ企業は多いのではないでしょうか。ブランドを立ち上げるには、コストや製造体制の整備、時間など、膨大なリソースが必要です。しかし、OEMやODMであれば、メーカーの設備や技術を借りて、低コストでの商品製造が可能です。
本記事では、OEMを活用してオリジナルブランドを立ち上げる流れや、オリジナルブランドの立ち上げに必要なコスト、立ち上げる際に決めておくべき項目について解説します。
これからオリジナルブランドを立ち上げる方、ブランドの立ち上げを検討しているけれど、何から始めればいいかわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
OEMでオリジナルブランドを立ち上げる際の手順
オリジナルブランドを立ち上げるには、「ブランドのコンセプト設計」と、ブランド名やロゴなど、「コンセプトに沿った商品開発」、「ブランドで販売する商品の製造」の3つのステップが必要です。本章では、オリジナルブランドを立ち上げる際の3ステップの細かな手順をみていきましょう。
【STEP1:コンセプト設計】マーケティング調査・分析
ブランド開発にあたり、まずすべきことは、自社が作るブランドの立ち位置を決める作業です。市場のトレンドや競合の強み・弱み、自社の強み・弱みなどを整理し、競合が少なく、自社の優位性が出せるポジションを探りましょう。
【STEP1:コンセプト設計】ターゲット分析・ペルソナ設定
マーケティング分析から自社が狙うべきターゲットを明確にし、ペルソナに落とし込みます。ブランド作りにおいてペルソナ設定は、アウトプットに大きく関わる要素です。アンケートや消費者インタビューを活用してしっかりとターゲット分析を行い、ペルソナの精度を高めましょう。
【STEP1:コンセプト設計】ブランドコンセプト開発
自社が獲得すべきポジションとターゲット、ブランドの詳細なペルソナを踏まえてブランドコンセプトを開発します。自社の優位性、独自性をコンセプトに落とし込み、競合との差別化をはかりましょう。
【STEP1:コンセプト設計】ブランドネーム・ロゴデザインの決定
ブランドコンセプトを踏まえてブランドネーム、ロゴデザインを検討します。いくつかの候補に絞り込んだのち、商標登録をチェックし、他社と重複しているものや類似しているものがなければ自社で商標登録をしておきましょう。
【STEP2:商品開発】商品企画・開発
策定したブランドコンセプトに沿って商品を企画し、複数の候補から開発を進める商品を決定します。商品開発は、自社で行うケースと委託するケースがあります。OEMメーカーでも、開発・設計・デザインを委託できるメーカーがあるため、自社にリソースがない場合はメーカーに相談してみましょう。
【STEP3:商品製造】サンプル製作
OEMメーカーにサンプルの製作を依頼します。あがってきたサンプルをチェックし、納得のいかない部分や仕様書と異なる部分の調整を繰り返して、本生産の仕様を固めます。
【STEP3:商品製造】本生産
仕様が決まったら、初回製造のロット数を決定し、本生産に入ります。本生産前に、OEMメーカーに見積もりを依頼し、正式な費用や納期を確認しておきましょう。
オリジナルブランドの立ち上げにかかるコスト
オリジナルブランドの立ち上げにかかるコストは、商品のジャンルや製造規模、販売方法によっても異なります。本章では、オリジナルブランドを立ち上げる際にコストがかかる項目と、最低限の金額をブランド立ち上げのフェーズごとに紹介します。
1
ブランドコンセプト開発
●市場調査・分析:10万円〜
●ネーミング制作:10万円〜
●ロゴ制作:10万円〜
2
商品開発
●市場調査・分析:10万円〜
●商品企画・開発:20万円〜
●ネーミング制作:10万円〜
3
商品製造
●商品単価(雑貨の場合):50円〜×ロット数
※商品やロット数によって変動
●その他パッケージ費・配送費など
4
販促施策
●WEBサイト構築:30万円〜
●SNS広告:5万円〜
●パンフレット制作:20万円〜
ブランド立ち上げ前に決めておくべき4つの項目
初めてのブランド立ち上げであれば、トラブルやミスが起きて担当者がパニックになってしまうこともありえます。予期せぬ事態が起きた時も、落ち着いてスムーズにビジネスを進めるためにも、重要なポイントはプロジェクトをスタートする前に決定しておきましょう。本章では、オリジナルブランドを立ち上げる際、前もって決めておくべき項目について解説します。
1
商品ラインナップ
プロジェクトを進める前に、何種類の商品をどのように作り分けするのかを決めておきましょう。商品がトートバッグであれば、「肩掛けタイプと手提げタイプを柄の違いで3種類」など、できるだけ具体的に決めておくことで、開発スケジュールの設定や、予算の割り振りもしやすくなるでしょう。
2
目標利益
マーケティング調査費用や商品開発、デザイン開発、原材料費など、商品の製造にかかるすべてのコストを算出し、商品1つあたりにかかるコストを割り出して、どれくらいの利益を出したいのかを検討しておきましょう。また、目標利益を踏まえて価格設定を行いましょう。
3
販売方法
どのようなルートで商品を販売するのかによって、かかるコストやブランドイメージも大きく変化します。コストを正確に算出したり、販売戦略を立てるためにも、ブランドを立ち上げる際は、あらかじめ販売ルートもイメージしておきましょう。一般的に、ネット販売は実店舗よりもコストを抑えられます。
4
OEMメーカー
OEMメーカー選びは、商品のクオリティを左右する重要なポイントです。実績が豊富でパートナーとして信頼でき、自社の要望を踏まえてより良い製法やコストダウンのアイデアを提案してくれるメーカーを選択しましょう。
良いメーカーを探すには、実績やサンプルのクオリティ、問い合わせへの対応、見積もり内容などを総合的に判断する必要があります。また、実際に工場に行って生産体制を確認することも重要です。従業員の様子や商品管理などを自分の目で確認しておけば、大切な自社ブランドの商品を安心して任せられるでしょう。
【まとめ】オリジナルブランドを立ち上げるなら、ODMメーカーがおすすめ
オリジナルブランドを立ち上げるには、マーケティング調査からターゲット設定、ブランドコンセプトの開発、ネーミングやロゴデザインなどのアウトプット、さらに、商品開発やサンプル作成、製造の委託など、膨大な工数が必要です。こうした工数に対応できるリソースが社内にない場合は、外部に委託するという選択肢もあります。
OEMメーカーの中には、商品開発やデザインはもちろん、企業のオリジナルブランド開発に強い会社が存在します。こうしたメーカーを探し、市場調査やブランドネーミングなどの上流から委託することで、自社の負担を抑え、コストも圧縮できるでしょう。
OEMパートナーは、キャラクターグッズやファッションアイテム、デジタルガジェットなどの雑貨を中心とした、多様な商品のOEMやODMを提供しています。商品の企画・開発からデザイン、製造まで、ワンストップでのサポートを提供できるほか、ビジネスパートナーとしての信頼度も高く、はじめてのOEM・ODM導入でも安心して委託していただけます。「自社のオリジナルグッズを作りたいけれど、何から始めればいいかわからない」とお悩みの担当者の方は、お気軽にお問い合わせください。